2016年06月18日

企画書「はなぢ店長」

●「はなぢ店長」
 主人公が常連客になっているのは「成年マンガ」の専門店。
 抱き枕やら、魔改造済みフィギュアやら、そんなのも取り扱う濃い趣味のお店。
 いつものように何冊も買った主人公。うっかりいちばん「エグい」本を上にして出してしまったが、この店にいる店員は同好の士、「ま。いっか」と思っていたら、なんとレジに立っていたのは、同級生の女の子だった!
 彼女はクラスでもいちばん純な女の子だ。えっちなことに全然免疫のない子。それがなぜこの店にいるのかわからないが、胸のプレートには「店長」とある。
 いらっしゃいませ、と言った後、うつむいたきり、気まずい時間が……。
 そして彼女は「鼻血」をだらだらと流しだした。そのままドクターストップで退場していってしまった。
 エロマンガの店員と、エロマンガ屋の店長。おたがいに人には言えない「ヒミツ」を共有することになる。なんで清純すぎる彼女がエロマンガ屋の店長をやっているのかということは、学校で話して、ようやくわかった。彼女は倒れた「叔父」の代理で店長をやっているのだった。そして案の定、大変に苦労しているのだという。
 「えろいの」苦手なこと以外に、商品知識が皆無なのだ。店長としてそれは致命的。また学ぼうとしても「はなぢ癖」と「赤面癖」が邪魔をする。
 店にいる店員は超個性派揃いで、人間関係も大変だ。頭がアフロヘアで鳥が住み着いてその鳥が一日一回なま温かいタマゴを産んじゃう「鳥の巣さん」。なぜか槍を背負っている偉丈夫な美女「関羽さん」。一見可憐な女の子だが正体は腐女子の「八〇一ちゃん」(BLフロア担当)。自称「成年マンガの精霊」のロリっ子。などなど。変人を通り越して「変態」の店員にも、常識派すぎる彼女はどう接していいのか困っている。
 そして主人公は彼女を助けるため、常連をやめて「バイト店員」になる決意をするのであった。自分の「ぬるエロおたく属性」が女の子を助ける「ナイト」として役立てられるなんて、考えもしなかったことだった。
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企画書「だめドラ(仮)」、または、「勇者特区(仮)」

●タイトル
 「だめドラ」(仮)
 「勇者特区」(仮)


●概略

 ある日突然、全国各地の、ごく一部の少年少女たちのスマホに、謎のアプリが強制遠隔インストールされた。
 それは、ファンタジー世界のキャラクターの力を、実際に現実世界で使うことができるようになるという夢のようなもの。
 みな、戦士やサムライや忍者や魔法使いになり、その力を現実世界で振るえるようになった。
 ……結果、いろんな人が迷惑することになった。
 一部ではあったが、能力を使って大暴れしたりとか。
 あまりにも大変なので、アプリを得た少年少女たちを、一カ所に集めて、管理することとなった。
 そうして作られた通称「勇者特区」に、他の少年少女たちとおなじく、アプリを得た主人公が、ある日転入生として放りこまれたことから、物語は始まる。


●設定

 呪いのスマホを持った高校生たちが、海上学園都市に隔離されている。
 通称『勇者特区』と呼ばれるそこでは、1万人の高校生たちが、具現化アプリのせいで、ファンタジー戦争に強制参加させられていた。
 現実を巻きこむゲームの名は『ダムド・ディメンジョン・オブ・ドラグーン(Damned dimension of dragoon:呪われし次元の竜騎兵)』。
 通称『だめドラ』――を遠隔強制インストールされたスマホは、いわば呪いのアイテム。アプリは消去不可能。スマホを捨ててもいつのまにか戻ってくる。破壊しようとしてもスマホには傷一つ付かない。
 スマホでアプリを起動させることで変身できる。アプリインストール時に「職業」がランダム抽選されて決まっていて、それに応じた能力を実際に使うことができる。高レベル剣士ともなれば剣技でビルくらいぶった斬れるし、魔法使いであればファイアボールをぶっ放せる。
 基本的にバトルでは死なない。変身中に受けたダメージでHPがゼロになった場合には、変身が解除される。そして1ヶ月間変身不能となる。ペナルティはそんな程度。


●展開
 「勇者特区」では、現在四人の「伝説の勇者」が確認されている。いずれ劣らぬ美少女揃いの四人の勇者の元には人が集まって、クランができあがっている。クラン同士は対立中で、小競り合いを繰り広げている。どこも自分のクランの長こそが「本当の勇者」と言って譲らない。『勇者特区』は、いま勇者同士の戦国時代のただ中にあるのだ。
 主人公は呪いのスマホを持ち勇者特区で暮らしてはいたが、性格はきわめて常識人かつ草食系。皆が夢中になっている真の勇者決定バトルには、まったくといっていいほど関心がなかった。アプリのステータス画面は職業もレベルも「−−−−」となっていてバグっていたが、興味がないので気にもせず、日常生活と学生生活とを送っていた。
 しかし呪いのアプリのバージョンアップによって、主人公の職業は「レジェンド・オブ・オーバード・スーパー・モア・ファンタスティック・ヒーロー」――であることが判明。レベルもキャップを越えた100に、いきなりなっている。
 明らかにバグ。
 そのバグっちゃっている力は、クランが何十人がかりのレイドでようやく倒せるドラゴン種でさえも、ワンパンで倒せてしまう始末。
 勇者になりたくもない主人公が、いきなり勇者特区の核心に巻きこまれてしまう。
 他のつのクランの美少女勇者たちは、ある者は主人公を懐柔して仲間に引き入れようと懐柔策を弄するが、ミイラ取りがミイラになって逆に自分が惚れちゃってデレていたり。またある者は主人公を潰しにかかろうとして逆にワンパンでやっつけられ、強さにまいって惚れちゃったり。
 四人の美少女勇者が主人公を争って大変なことに。
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企画書「元祖GJ部」 (GJ部のネクストジェネレーション)


             「元祖GJ部」

●概略

 中学から高校にあがったばかりの高校一年生の男の子の視点で語られる、放課後ゆるふわ部活動ライフのお話。

 「男の子っぽくない」と定評のある主人公は、へんてこな部活「GJ部」に入る。
 一緒に入部することになるのは、同じ一年生の女の子二人。彼女たちは中学が一緒ではあるが、よく知らなくて、初対面に近い関係。
 ずっと年上の部長は、高校3年生で、すごく大人っぽい女のひと。
 同年齢の二人も、タイプこそ違えど、自分よりもしっかりしている(ように彼には見える)。

 先輩1名、同級生2名の、合計4名のこぢんまりとした部活で、なんてことない話題を大袈裟に愉しむ、ゆるふわな放課後ティータイムを過ごしてゆく。
 はじめはからかわれるだけだった主人公だが、そのうちには、彼女たちをからかい返すようになったりと――だんだんと逞しい(?)成長をみせる。
 そして最終的には「部長」を引き継ぐまでになる。頑張れ男のコ。


●狙い
・高校生になったばかりの男の子視点。世界や視野が徐々に広がってゆく展開。
・高校一年生という、子供と大人の接点にある年代に主人公を置いて、大人世界への適応だとか、ステップアップだとかをテーマにする。
・はじめは女の子にたじたじだったが、次第に成長をみせて、まわりの女の子たちをたじたじとさせる側へと育ってゆく。


●発表形態
・新聞連載版は週1本。年間50話。
・単行本版には書き下ろしを加えて増量。年間72話(ないしは108話)を目指して、年2冊程度の刊行を目指す。


●キャラクター
○京子先輩
 三年生。GJ部の部長。
 「GJ部ロスタイム」に登場した京子。GJ部部長となった彼女のその後の姿。
 大人っぽく、常に余裕を漂わせるロングヘアの女性。姉的余裕を漂わせつつ、一年生三人組を、からかったり、愛でてみたり。

○キョウタ
 高校一年生。
 おっとり、のんびり、マイペースな性格。
 ガツガツした部分を持っていない草食主義で、「男の子っぽくない」とよく言われている。部長から「平和的敗北主義者」の称号を賜ったときにも、「ああそれいいですね〜」とあっさり受け入れる。
 同じ一年生の女の子二人(ヒメ、トウカ)とは、同じ中学の出身。――といっても会話したことはなく、生徒会長・副会長コンビとして有名だった二人を、遠くから憧れ目線で見ていただけ。
 同じ部活になって普通に話すようになり、彼女たちの「素」に、「えーっ!」と驚かされることもしばしば。

○ヒメ
 高校一年生。
 女の子二人組のうち、ツンデレで強気なほう。
 もう一人の女の子、トウカとは幼なじみ。二人は十数年来の親友同士。
 元気で賑やかで好奇心旺盛。よく考えずに突っ走る性格。そのおかげでしょっちゅうピンチに陥っているが、トウカの名サポートのおかげでいまのところ無事故で済んでいる。
 プライドが高く、強気で自信満々に見えるが、じつはメンタルは弱くてヘタレというタイプ。

○トウカ
 高校一年生。
 女の子二人組のうち、弱々で穏やかなほう。
 常に笑顔の大和撫子。自分に自信がなく、愛想笑いを浮かべる癖を持つ。子供の頃からヒメの後ろにくっついて歩いていた。
 背が高くプロポーションも良いのだが、猫背ぎみなので目立ちにくい。
 実務能力は高く、中学校時代の生徒会は、実質、彼女がすべて切り盛りしていた。でも自分ではなにひとつ決められない(決定するのは、いつもヒメ)。
 一見、弱々だが、いざというときには芯の強さを発揮するタイプ。

○その他、十数話目以降から登場してくるキャラ
 「本家GJ部」の三人娘。
 主人公と同学年の一年生の女の子たち三人が、同好会を作り、「本家GJ部」を名乗りはじめる。
(「元祖GJ部」という本作品のタイトルは、彼女たちの「本家」に対抗してつけた呼称。じつは彼女たちは、GJ部中等部の主役であった、霞、聖羅、ジェラルディン、の三名)
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企画書「光と闇の一年英雄」

●タイトル「光と闇の一年戦争(ワンラウンド・ウォー)」

●コンセプト

  大人たちの知らないバトルがここにある。
  これがゲームであるかどうかは知らない。だが高校生にとっては現実だ。

●概略

 俺たちが光と闇の陣営に別れて「紋章戦」を繰り広げていることを、大人たちは知ることができない。
 放課後の体育館。昼休みの廊下。学内のあらゆる場所で繰り広げられている戦いは、大人たちの目には映らない。そもそも知覚することができないのだ。俺たちの握る剣も、俺たちが身にまとう鎧も、すべて星幽体【アウゴエイデス体】で出来ているからだ。

 毎年4月になると、全生徒の体のどこかに紋章が浮かぶ。紋章の記された職種【ジョブ】に従い、生徒たちは光と闇の陣営に分かれて、1年間限定のアルマゲドンを戦い抜くのだ。
 そして俺の手の甲には、勇者の紋章が(半分だけ)浮かんでいた。


●あらすじ
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 光の陣営の中でも最も上位に位置して、最も特別な存在なのが勇者である。
 その勇者の紋章を、俺はなぜか半分だけ持っている。そして残りのもう半分を持つ女と、今日、出会った。「二人できちんと勇者をやりましょう」と女は言う。紋章戦に参加することを決めかねていた俺だったが、やる気に満ちあふれたその女に片腕をしっかりと捕まえられて、紋章戦のただなかに飛びこんでゆくことになったのだ。
 じつは俺は、自分の紋章がなんなのか、これまでずっと知らずにいた。半分だけの変な紋章を持って、一人で遊撃隊をしていたわけだが、女と出会って、手の甲同士が偶然触れあい、二人とも勇者の姿に変身したことで、この紋章戦における自分の「役」がなんであるのか、はじめて知ったわけだった。
 女は勇者になったことが嬉しくてたまらないようだった。べったりと俺につきまとってくる。昼休みにはクラスを越境して俺のところまで弁当を持ってやってくる始末だ。なんだこれは? 女房気取りか? まあ美人だが。男子生徒の学年人気ナンバーワンの女子だが。しかし。ほんと困る。
 コンビを結成して、「一人遊撃体」が「二人遊撃隊」になるところまでは承知した俺だったが、光の陣営を率いて戦うというのは、これは話が別だ。
 他をあたってくれと言いたいところだが――。しかし、紋章はそれぞれ半分ずつなのだ。俺と女と、二人でなければ、勇者は出現しない。
 女の意気込みと情熱と、そのほか策略やら女の武器の使用やら、諸々――に、ついに根負けして、俺はしぶしぶと仕方なく嫌々ながら、押し切られるかたちで、勇者をやることになったわけだ。
 いや。正直に言おう。
 背中を預けられる相手がいる。信頼に足る腕の女がいる。――いや女は関係ないが。あと美人かどうかは、もっと関係ないが。あいつが作る弁当の中の赤いタコさんウィンナーが絶品かどうかなんてことは、もっと遙かに関係がないが。とにかく背中を合わせて戦う気分を一度知ってしまったなら、もう戻れなかった。ただそれだけのことだ。
 ――女の名前は、由良という。俺は彼女と共に勇者をやることを承諾した。

 この学校の紋章戦は、勇者不在のまま行われていたために、光の側に組織と呼べるものは存在しなかった。少人数のチームが散漫に遊撃戦を行って、魔王側の軍勢を各個撃破で退けているだけである。その中で有名なチームがある。三人の高レベル上級職によるそのチームは、敬意とある種の畏怖を込めて「トリニティ」と呼ばれていた。
 紆余曲折を経て、勇者をやることを承諾した俺は、彼女たちに会いに行った。例によって由良に片腕をしっかりと捕まえられて「トリニティ」の元に出向いたのだが、彼女たちから手酷い拒絶を受けた。
 そりゃそうだろう。彼女たちは勇者不在のなか、つらい戦いをしてきたのだ。数ヶ月も。
「あたしたちが辛かったときには来てくれなかったくせに! いまさらどの面下げて勇者だっていうのよ!」――と、彼女たちの言葉が胸に刺さる。
 俺はあっさりと諦めた。こいつは無理だ。
 ――しかし、由良はまったく諦めなかった。しぶとく粘り強く、どれだけ拒絶を受けても諦めなかった。不死身じゃないかと思えるほどの根気と熱意とを発揮して、しまいには、凍り付いた彼女たちの心を溶かしていった。彼女たちに認められて、俺たちは仲間となった。
 そうして光の側の結束が高まったところで、魔王側の侵略が激しさを増した。これまでのやる気のなさから一転して、次々と戦力を送り込んでくる魔王軍に、俺たちは厳しい戦いを強いられた。
 だが俺の心には一抹の疑問が芽生えていた。それほどの戦力があったなら、なぜ魔王軍はこれまで本気で侵攻してこなかったのか。まるで勇者が現れるタイミングを見計らっているようである。そして俺には、現在続いている侵攻も、俺たちがぎりぎり撃退できる戦力に「加減」されているような気がしてならないのだ。
 そんな疑問を抱えて戦う中、謎に包まれた「魔王」と俺は個人的に出会うことになる。
 魔王の正体は十二歳の高校生だった。飛び級で高校に上がって噂の天才少女。実年齢は中学一年生の傲岸不遜なロリっ子が、我が校の魔王様の正体だった。

 俺は学校内で、あるいは学校外で、たびたび彼女と個人的接触を持つことになる。勇者と魔王の関係であるとはいえ、それは紋章戦のなかでのこと、学校の外では関係ないとあいつは言うのだが、由良にも隠れてこそこそ逢う俺は、なにかイケナイことでもしている気分だ。
 なぜか「魔王さま」は勇者に興味を持っているようだった。勇者に――というか、俺個人に。じつは俺には、由良にも隠している特技が一つある。一度見た技は、たいてい使えるようになるのだ。技を教えてもらっているトリニティたちからは筋が良いと褒められたが、本当のところは、そんなものではない。あくまで俺の感覚的なものだが、「覚える」ではなく「思いだす」というのが近いのだ。かつて使えていた技を、あたかも「思いだす」ような、そんな感覚なのだ。
 そんなことを語る俺に、魔王もまた、自分自身の秘密を打ち明けてくる。彼女は永遠の魔王なのだという。物心ついてから、こちら、彼女は毎年毎年「魔王」(もしくはそれに類する職)に即いてきたのだという。光の側を一挙に攻め滅ぼさないのも、それが理由だった。永遠の倦怠のなかにいる彼女にとって、唯一の「楽しみ」が、光の陣営の「育成」なのだった。
 しかし「勇者」や「魔王」といった最上位職は、一度降ってきたら、二度と降ってはこない。それが皆の知っている常識だ。魔王はこの紋章戦の中において「イレギュラー」な存在なのだった。そして魔王は、俺も「イレギュラー」であるかもしれないという。俺自身は覚えていないが、俺はかつて、勇者(もしくはそれに類する職)をやったことがあるのではないかと……。
 魔王が手加減していることは、魔王軍のなかでは公然の事実だった。それを承服しない過激な一派があった。
 魔王軍の四天王が一人。岩石魔人の異名を取る石頭の武人が、手ぬるい魔王に激怒して、ついに反旗を翻した。魔王はあっさりと拉致監禁。四天王の一人によるクーデターは成功した。
 闇の陣営の内乱は、本来、放っておくべきなのだが――、そうもいかない事情が、光の陣営と俺個人にはあった。
 実権が過激派の手に渡って魔王軍が本気を出したら、俺たちはすぐに滅ぼされてしまう。そのことが、まずひとつめ――光の陣営としての理由。もうひとつは、俺が魔王と個人的に知り合いになってしまっているということである。
 すったもんだの末に、俺たち光の勢力は、なんでか、魔王を救出するために動くことになる。
 魔王軍のなかでも四本指に入る実力者と、手加減なしの本気バトルをするはめになる。四天王はほんとうに強かった。だが俺と由良は一騎打ちの末、なんとかこれを倒した。とどめを刺そうとする寸前、四天王をかばい立てたのは、なんと、魔王だった。
 四天王は感極まって号泣。これまでの謀反を激しく後悔して、永遠の忠誠を魔王に誓った。
 魔王は忠臣ゲットでウマー。俺たちは骨を折って苦労しただけ。すっかり天才少女に踊らされた格好だった。
 俺たちの紋章戦は、これからも続いてゆく。
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企画書「英雄教室」(初回提出バージョン)

・「引退勇者の楽院生活」/「勇者学校に俺だけ元勇者」
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 おっす。俺。勇者。俺はいま「楽園」にいる。
 魔王を倒して平和をもたらした俺は、同時に勇者の力もすべて失ってしまった。
 念願かなって「平民」となれた俺は、生まれてからずっと欲しかった「戦いとも冒険とも無縁な安息の日々」を得られたはずだった。
 だが俺にカムバックしてほしい国王のやつが、なんと「勇者学校」なんてものを作っちまいやがった。そして俺をそこに放りこみやがった。
 学園の趣旨は、国を越え大陸をこえ、なんと魔界と人間界の垣根さえも越えて、広く素質のある若人たちを集め、次世代の「勇者」を育成するというもの。
 魔王もいないっつーのに、勇者作ってどーすんだよ。
 学園に集められた俺と同年代の少年少女たちは、たしかに素質があって優秀ではあるものの、なんだかんだいっても、先の大戦では前線に出なかった「大戦を知らない子供たち」だった。これがもうナマイキなの鼻天狗なの。実戦にでたこともないくせに、なんであんな鼻高々なのだ? おまえの倒してドヤ顔しているそれは、魔王軍だとせいぜい尖兵ってところだぞ。
 俺はそんな学校で、そんな連中の鼻っ柱をナチュラルにへし折ってまわる日々。
 しょうがねーんだよ! 俺だって目立ちたかねーんだよ! パン買いに行かされる下級生徒を演じるつもりなんだよ! だけど「加減」ができねーんだよ! 「普通」がわかんねーんだよ!
 勇者の力を失ったとはいえ、物心ついたときから英雄連中に揉まれまくっていた俺は、剣技や魔法といった一般スキルでも、どうやら一般レベルから大きくかけ離れているようなのだ。
 知らんかった。木の棒で神鉄切っちゃ、あかんかったのね。
 知らんかった。素手でベビードラゴンをボコることが、そんなエラいことだったとは。だってあれ赤ん坊だよ? 成体でも古種でもないんだぜ?
 知らんかった。魔法結界って破っちゃいかんかったのね。てゆうか。あれ魔法結界だったのね。張ってあったことさえ気づいてなかった。次からはせめてもっと「普通」に張っておいてくれ。 
 堪忍してくれ。堪忍してくれ。堪忍してくれ。俺は「普通」を知らなかっただけなんだ。
 俺は普通に生きたいんだ。だから俺につっかかってくるな。井の中の蛙ども。
 俺が精一杯「普通」を学び、なんとか「普通」を理解して、普通の友達もできた頃。悪魔が学園にやってきやがった。

 勇者であった俺の元「仲間」たちが、教師として、あるいは生徒として、ぞろぞろと学園にやってくる。
 やつらは俺の二の舞になっていた。「普通」とか「一般レベルの壁」といったものの惨いギャップの前に苦労している。てゆうか楽しんでやがる。
 こらそこの広域殲滅魔法使い。初心者にいきなり地獄の炎(メギド)から教えようとするな。
 さらには魔王の一粒種である美少女までもが、なんでか、勇者学校にやってくる。
 もーどうなってんのこの学校?
 「普通」を求める元勇者、現在「一般人」の平静学園俺ライフ。
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 ある種、ワンパンマン的。
 あるいは「バキ外伝 創面 スカーフェイス』(別名「花山薫がもし中学校に通ったら」)とか。
 そんな感じのコンテンツ。
posted by 新木伸 at 11:56| Comment(0) | コンテンツ

企画書「GEφグッドイーター」

●タイトル「GE」(Good Eater)

●コンセプト

 元・勇者と、元・魔王の――。なまくらライフ! なまにくライフ!

 こんな〜〜に強いやつなら、ものすご〜〜〜く、ウマいはずだ!
 本日の夕飯は、なんと、ドラゴン・ステーキ! おいしく焼けましたー。
 だけど元勇者と元魔王の彼女たちは料理ができない。いつも腹ぺこの彼女たちのために、僕はダンジョン最下層で、毎肉せっせとお肉を焼いています。
 キャッチ・アンド・イートの毎日は、おなかがぽかぽか、いつも美味しく楽しいです。
 ゆるふわ4コマ小説GJ部の新木伸の贈る――なまにく満腹4コマコメディ。はじまります!



●概略

 元勇者と元魔王。現在失踪中で逃亡中。「美味しいもの」を求めてコンビを組んで活動中。
 勇者が魔王城に乗り込んでいって対決に及んだが、それぞれ勇者と魔王の苦労を言い合う愚痴の応酬となる。共通の話題は「もっと美味しいものを食べたかった」ということ。意気投合した二人は、「勇者と魔王」をほっぽりだして、二人で逃亡することに。
 ダンジョンに食を求めるという「ダンジョンの誤った使いかた」をしつつ、食い道楽の日々を過ごすことになる。そこに「対勇者/対魔王・暗殺兵器」として育った無口系の暗殺者も加わって、パーティは現在3名。
 そんな彼女たちの目前で、主人公はたまたま、すっ転んでしまった。大量の荷物を背負っていた主人公は、彼女たちに「足腰が強い」と気に入られて、「荷物持ち」としてスカウトされる。
 彼女たちは料理がまったくダメ。ダンジョンに食を求めて、どれだけ強くてウマそうなモンスターを仕留めても、食べることが出来ない。「火であぶるくらいしましょうよ」「なるほど! 火か!」「ファイヤー」「黒焦げにしちゃだめですよ。火加減ってものがあるんですよ」「まかせた! お前は今日から専属料理人だ!」「聞いてくれたまえ。我々は世界を救うことと世界を滅ぼすことにかけては専門家だが、料理はそうではない。よってプロにまかせるべきだと私は考える」「いえ僕もプロじゃないです。普通の人です。ぶっちゃけ調理は苦手なほうですけど」「だが我々よりはマシだ!」
 「荷物運び」から「専属料理人」にランクアップを果たした主人公の、肉焼きライフがスタートした。
posted by 新木伸 at 11:54| Comment(3) | コンテンツ

イラストレーターの探しかた(ラノベの場合)

 新木はわりとラノベのパッケージに関わるほうなので、イラストレーターさんを探すこともあります。
 決めるのは編集さんですが、「この人どうっスかー!」と、プッシュすることもあります。そのまま決まることもあります。
(ちなみに普通は探すのも決めるのも編集さんで、作家は選定にタッチさえしないことのほうが多い)

 その探すほうの立場から、探す側が、どのへんを見るのかについての話を、ちらほらと書いてゆきます。

 基本的に選抜作業なので、選ぶ側は、えらい数のイラストレーターさんを見てゆきます。
 すくなくとも数十人とか、百人以上を見て、最終的に、数名のリストを作ります。

 よって、初期段階では、気分的に、「消去法」で落としにかかっています。

 ある点に関して、そこをやっていないと、確実に落ちてしまうという点があります。
 ○○をやっていると、あるいは○○をやっていないと、自動的に除外されてしまうという点が、けっこうあるということです。

 良い絵を描かれていて、お仕事募集中の人が、知っていれば防げた程度のことで、選ばれないということが起きないように、この記事を書きました。

 まず絵を探す場所はPIXIVあるいは個人サイトとなります。
 入口はPIXIVになりますが、プロフ欄に個人サイトがあれば、そっちも当然見に行きます。
 つまりPIXIVをやっていないと、まず見つけてもらう機会がない、という意味です。
 また最初に目に付くきっかけは、ツイッターかもしれません。誰かのリツイートで飛んできた絵に、いいな、と記憶に留めておくのが最初の機会だったりすることも。

 落書きを大量に世に出すことは、大事です。

 チェックしてゆくとき、いちばん最初のステップは、作品内容に合う絵柄かどうかです。
 明るい話。暗い話。重厚な話。コミカルな話。そういう雰囲気に合う絵柄で探します。
 作品を読んだときに受ける「テイク(情動)」と、絵を目にしたときに受ける「テイク(情動)」とが、似ているものを探すことになります。

 これは作風なので対策はないですね。
 イラストレーターさんが、好きで描いている絵と、絵を付ける作品の求める方向性とが、合致することを期待するしかない。
 絵柄については、たくさん並べてもらうことで確認できます。
 得意な絵柄を複数種類持っている人の場合には、取り混ぜておくとよいです。

(余談ですが。新木の場合には、このあたりの最初の条件に「MUST要件」を設定して、「殺しても死ななさそうな生命力のある人物を描ける人」だとか、「セックスの強そうな女(男)の描ける人」とか、妙な、感覚的な要件を付けますが……。まあそういうのも「絵柄」のうちということで)


 絵柄の確認で合致をみたあとは、様々なバリエーションのチェックに移ります。
 このへんはバリバリに消去法です。

 ラノベの場合は「キャラデザイン」も仕事のうちです。
 まったくの「無」の状態から、一から完全にデザインを起こします。
 よって、キャラデザイン力は、かなり重要です。
 強気、弱気、優しい、きつい、様々な性格の女の子(人物)がデザインできているかを見ます。

 キャラデザインは「オリジナルキャラ」のみで確認します。
 つまり、この時点で、「版権絵だけ」しか展示していない人は、どれだけ上手くとも、自動的に除外されてしまうということです。

 「版権絵を作る」のがお仕事なわけです。
 他の人が作った「キャラデザイン」を上手に模倣する能力がいくらあっても、役には立ちません。
 版権絵がたくさんあっても、べつにマイナスにはなりませんが――。
 「キャラデザイン力」を見るプラスには、まったくならないということです。

 女の子の可愛いのはもちろんのこと、全身や手足まで描いているかは重要なポイント。
 女の子だけ。全身を描かずに顔だけとか、バストアップだけ。――では、早々に除外されます。

 服装の種類。表情の豊かさ。などもチェックポイント。

 喜怒哀楽すべて描けるか?
 無表情クール顔しか描かない人がけっこう多いですが、作品によっては、この時点で除外されてしまいます。
 ぶっちゃけ澄まし顔って、誰でも描けるんです。
 喜怒哀楽を描ける人のほうが上位互換なので、無表情クール顔向けの作品でも、当然、選ばれます。そっちのがお得です。

 服装は、現代ものなら、ちゃんと最近のファッションを見て勉強しているか。
 ファンタジーなら、セオリーを見て勉強しているか。
 絵を見て絵を描いているか、絵以外のものを見て絵を描いているかは、すぐにわかります。

 背景が描けるか(街並み教室、私室など)。
 小物は描けるか(剣鎧銃、物体など)。
 女の子以外の人物(男、大人、子供、爺婆)。
 人間以外(動物。モンスター)など。

 ファンタジー小説なら、剣盾鎧マジックアイテム、背景(野外、街並)ぐらいは必須能力です。
 そうした要素のある絵が、一枚もなければ、まず絶対に選ばれることはありません。

 あとは、絵の内容以外のところでは――。
 更新具合(定期的に絵を描かれているか)、成長度合い(過去絵からの進歩)なども見ます。
 手の早さ(重要)。
 現状で完成されているのか(かわりに伸びしろがもうない)。いまは荒いが一皮剥けると化けるのか。

 これを確認するためには、過去絵から現在までの一定量の展示が必要です。
 下手な絵と上手な絵の混在が必要です。

 じつはたくさん描いてるんだよ! どんどん変わってきてるんだよ! ――と、そこが「強み」の人は、上手く描けた絵だけを厳選して載せるのではなく、落書きも含めて、描いた絵をすべて載せておいたほうがいいです。
 見に来た側の意識としては「載せてある絵」しか描いていないと思うのが普通です。

 それから絵とは、まったく関係ないのですが、人柄なども。
 普段ツイッターでどのようなことをつぶやかれているか。ビジネスパートナーとして一緒に仕事ができるか。ヤバくない人間性か。近寄らないほうがいいオーラをだしてないか。

 以上。
 僭越ながら、「選ぶ側の意識」というものを解説させていただきました。
 ラノベのお仕事を希望される方の、なんらかの参考になれば幸いです。

 そのうち一緒にお仕事できるとよいですー。
 新木作品からのオファーがいきました折には、よろしくですー。m(_ _)m
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2016年02月25日

星くず英雄伝12巻を出せます

 星くず英雄伝12巻の発売日、遅延のお知らせ。
 発売日が、当初3/3でしたが、3/17に遅延となります。

http://www.ponicanbooks.jp/1333/

 すべて新木が原稿を遅らせたせいでして……。編集様、イラストレーター様、には、なんの責任もございません。すべての責任は新木にあります。すいませんでした!

 でも、なんとか年度内に出せそうで、よかったよかった……。
 10巻から続いている武侠惑星編は、この12巻で決着します。
 ジークたちはまだまだ鏡像宇宙から帰ってきていませんが……。
(鏡像宇宙編の決着は、もう2巻、14巻あたりを予定しています)


 ↓そして、ここから「言いわけ}です
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2016年02月08日

本を作るのに必要な金額

 TWITTERでちらっとやっていた話題。
 その詳しい版。

 本を作るには「固定費」の部分が多く、もともと3万部以上でないと赤字の商売だったものが、最近の経費削減努力によって、商売の成り立つボーダーラインは1万部近辺まで下りてはきたが、やはり1万部で、消化率80%くらいは出してないと厳しいという話でした。



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2015年04月14日

第1回、GJ部新聞連載まとめ版タイトルコンテスト〜♪ の途中経過発表

●皆様から頂いたタイトル案一覧
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「GJ部号外」
「GJ部新聞課」
「GJ部かむばっく!!」
「GJ部瓦版」
「GJ部かわら版」
「GJ部新聞課」
「GJ部NPs」
「GJ部☆彡」
「GJ部◎◎」
「GJ部AT」
「GJ部回覧板」
「GJ部外伝!!」
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posted by 新木伸 at 09:20| Comment(1) | コンテンツ

2015年01月28日

英雄教室の企画書公開

 ダッシュエックス文庫編集部と、イラストの森沢晴行さんの許可を頂きましたので、英雄教室の企画書、大公開いたしますー。

新木伸「英雄教室」企画書 2014-05-12.pdf

 クリックすると、通常、PDFファイルが閲覧できます。リンク上で右クリックで「ファイルに保存」したあとで見ることもできます。

 これはどういう種類の企画書なのか、ご説明します。
 じつはウルトラジャンプ2015年02月号のインタビュー記事に詳しく書いてあったりするのですが……。
 ダッシュエックス文庫のリニューアル創刊にあたって、コミカライズのコンペがありまして……。
 自分のシリーズをコミカライズしてもらいたい人は、企画書を書いてくれば、コンペにかけるよ。保証はないけど、チャンスはあげるよ、みたいな雰囲気でした。
 フリーランスの傭兵家業みたいなラノベ作家にとっては、大変、ありがたい話です。
 そこで気合いを入れて作ったのが、この企画書です。
 そういう経緯ですので、かなりの大作で力作となっています。中に4コマ漫画があったりと……(笑)。
 通常のラノベのシリーズ開始時には、もうすこし簡単なものを提出しています。ボリューム的には半分以下。

 なお、この企画書は、あくまで企画段階のものですので、実際に刊行された作品とは、若干異なる部分もあります。
 たとえば赤ヒロイン――アーネストの持つ剣の名前が「ベリアル」になっていたり。(実作品では「アスモデウス」)
 主人公がアーネストのことを異性として意識していたりとか。(実作品では男女の区別さえついていない)
 本を購入されて読まれた方は、どこが違うか探してみられると面白いかも?

 通常の――ライトノベルの新シリーズを始めるときに書く企画書も、新木の場合には、だいたいこんなような内容となります。新木は「キャラクター小説家」なので、企画書の大半は「キャラの魅力」で埋め尽くされます。
 しかし、この企画書……。よーくみてみますと、ストーリーのことは、本当に書かれていないですねー。
 一般的にいうと、企画書のメインコンテンツは「あらすじ」となるものなんですが。

 あともう一点。ラノベの企画書として出すときには、大きく違うところがあります。
 これはコミカライズの企画書なので、そのときには、もうラノベのシリーズとしては企画通過していました。イラストレーターさんも、森沢さんで決定していました。
 なのでこうしてキャラデザも起こして利用させてもらえています。
 通常のラノベの企画書のときには、イラストレーターさんは当然決まっていませんので、このようにキャラクターの画像を利用することはできません。
posted by 新木伸 at 17:28| Comment(0) | コンテンツ

アニメの絵の権利は誰にある?

 先日、とある相談をtwitterで受けました。

 GJ部のアニメのアイキャッチの模写した絵を、地元の展覧会に出したいのだが、よいだろうか? ……という相談です。

 さて困りました。
 新木はたしかにGJ部の原作者ではあるのだが、アニメに関しては、あくまで「原作」という権利ぐらいしか持っていないのです。
 たとえばこの絵の場合には、そのアイキャッチの絵の権利は誰にあるか? ということになります。

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posted by 新木伸 at 13:41| Comment(3) | コンテンツ

2015年01月27日

英雄教室の最初の企画書(モドキ)

 久々に更新します。コンテンツらしきものをなにか書かないと〜。

 重版出来の「英雄教室」ですが。
 当初、編集部に持ち込んだ企画書は、こんなもんでした。

 新木が、夜、ぐっすりと寝ているときに、急にこの「元勇者」が降りてきまして。
 僕に向かって独り言っぽく語りはじめるので、あわてて枕元のポメラを開いて、だかだかだかーっと、彼が言うままを書き取りました。
 書き終えたら、そのままぐっすりと安眠して、そんなもの書いたことさえ忘れていましたが、数日後にポメラを開いて発見されました。

 ちょうど企画書を出さないとならない時期だったので、およそ一ヶ月後、他の企画書と一緒に、ペラ紙一枚に打ち出したものを、企画の数合わせぐらいの軽い気持ちで、提出したところ……。
 「これがいちばんテイクがわかりやすいので、これにしましょう」みたいに決まってしまいました。

 その当時の「ペラ紙一枚」の企画書モドキを、当時の原文ママで、ここに示します。
 ちなみに新木は、本当はもっときちんと体裁の整った企画書を作ります。

 なお「英雄教室」には、コミカライズ・コンペ時の「きちんとした企画書」もありまして。
 こちらも公開可能であるか、ちょっと編集部に問い合わせてみます。



 ↓↓↓ここから
 最初の企画提出当時の企画書。
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posted by 新木伸 at 15:49| Comment(0) | コンテンツ

2014年02月28日

GJ部はいかにして始まったか

 いまちょうど、「GJ部シリーズ」の最終巻の最終エピソード付近を書いていたりして、なんとなく感慨深いので……。

 GJ部のはじまり秘話です。
 担当編集者である具志堅さんへのインタビューが、ネットのこんなところにあったりします。

http://mantan-web.jp/2012/10/12/20121011dog00m200073000c.html

 ちなみにインタビュー内にある「まったく別の原稿」というのは、これは完全に別の小説。

 超能力が目覚めた六人の少年少女たちが、地球内部から生えてきた生体宇宙船に乗り込み、太陽系に飛び出していきます。そして太陽系先史文明――火星の戦族や金星の長命族たちをまとめあげて、太陽系防衛戦線を張って外敵と戦う、とかいうスペオペでした。
 タイトルは「竜王の船」。完成原稿で1巻目は書き上がっていました。

 でもGJ部の企画に白羽の矢が立ったので、読まれることさえなくお蔵入り〜。
posted by 新木伸 at 15:20| Comment(1) | コンテンツ

2012年09月28日

「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」という黒船

 GJ部アニメ化の話題で賑わっているときに、なんですが……。

 「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」という黒船が近づいてまいりました。
 AMAZONのキンドルのサービスが日本でもそろそろ開始するようなカンジです。
 それと一緒に「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」のほうも日本でも開始するという噂が濃厚です。
 だとしたら、これは出版界にとっての黒船となるかもしれません。



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posted by 新木伸 at 19:11| Comment(55) | コンテンツ

2012年07月22日

「ラノベを月に何冊読んでいるか?」「クラスの中でラノベを読んでいる人数」

 GJ部の読者諸氏におかれましてはすでにご存じのことではありますが。
 新木はこのあいだ、タイトルのようなアンケートを取りました。

 長年の疑問であった「読者は月に何冊ラノベを読んでいるのか?」ということの実データが取れましたので、ここに、結果を発表いたします。
 なお「クラスの中で何人がラノベを読んでいるか」という興味深いデータもありますので、そちらも公表します。

 この手のデータって、たぶん、どこの出版社も、どこのレーベルも、持ってないですぜー。
 いまラノベ界で、この新木伸しか持ってないですぜー。

 なら公開しないで独り占めしておいたほうが得なのでは? とかいう話もありますけど。
 いいじゃんこんなの人類共有資産にしちまえよ。というのが。新木の持論ですので、実践いたします。

 いまラノベ界で、最も「中高生に支持されている小説」を書いている新木伸。新木伸をよろしく。――とか営業宣伝活動をしておこう。

 これは「GJ部」の「1巻」における年齢分布の話になりますが。
 中高生率でも49%で過半数に近く。22歳以下の「学生率」では、なんと85%もありました!
 こんな脅威の数字を叩き出していて、「中高生に受けるラノベ」を現実に書けている若々しい感性を持っている作家、どこかいらんですかー?



 ――と。以上。宣伝広告でした。
 ここから本題です。実データです。

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posted by 新木伸 at 11:06| Comment(21) | コンテンツ

2011年11月06日

ぷちぷち小説、たまんねえ

 「正捕手の篠原さん」のレビューとか。新木の最近の仕事とか。

 「正捕手の篠原さん」、届きました。
 一週間ほどの遅れで、10月末には届いていました。
 レビューを書こうと思っていましたが、なかなか時間が取れず……。

 まず大ざっぱな感想としては、おもしろかったです。


    ぷちぷち小説たまんねえ。


 ってな感じです。
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posted by 新木伸 at 06:41| Comment(10) | コンテンツ

2011年10月24日

2ページ100話! 2ページ小説!

 「正捕手の篠原さん」という本が出ました。
 MF文庫Jの今月の新刊。「正捕手の篠原さん」/千羽カモメ著 です。

Amazonのページ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4840142637/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=unluckyassoc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4840142637

MF文庫Jの詳細ページ
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/769

 事前にAmazonで予約しておいたのに、もう発売されてるはずなのに、まーだ届かない。
 品切れ瞬殺なのでしょうか。だったらいいなぁ。おめでたいですー。(指先を合わせて恵ちゃん風に)

 この物語。
 1話2ページのショートストーリーを、1冊に100話も収めているそうです。

 4コマ小説なるものを書いている関係上、2ページ小説は個人的に応援します。
 一緒にラノベをイノベーションしてしましょう。旧来のラノベを時代遅れにしてやるのです。(^^;
 なにしろ前述のように実物がまだ手元にありませんので、なんともいえないところではありますが、GJ部が楽しめる人でしたら、きっと大丈夫だと思います。
 HPの立ち読みでちらりと見ただけですが、キャラは大変、かーいかったです。

 なんだかこの界隈で動きがありそうです。ここ1年くらいのうちには、各レーベルで1シリーズずつくらいはこの手のものが出揃ってくるんじゃないでしょうか。
 ただし1レーベルに1シリーズ以上はいらないものなので、あまり席の空きは多くなさそうですけど……。そしてガガガの席は新木がもーらいっ♪

 生徒会の一存以降「部活もの」というものがラノベの一ジャンルを占めたように、2ページや4ページで、ストーリー性を廃したキャラクターメインのショートストーリー小説も、ラノベの一ジャンルを占めるといいなと思っております。
(ここでは「生徒会」も部活の一種とみなします)

 個人的には、この波は、もっと早く来ると思っていたのですけど……。
 GJ部の企画を持ちこむために、業界うろうろしていたのは、あれは2009年の冬のことでしたか。
 新木は確信していました。「いまシンクロニシティ的に作家志望者の人が絶対新人賞に2ページ×100話小説を送りつけているはずだから、早く企画を通して出版を果たして先んじなければ!」とか、めっちゃ焦ってました。
 どっかの誰か(新木)が思いつくようなことは、他の誰かだって同時に思いついているもんなんです。

 GJ部も最初は2ページ×100話の企画だったのですよ。
 企画書にくっつけてあったプロトタイプでは、2ページ×32話とかいうバージョンが存在します。
 2ページ小説というその形態は、さすがに当時は「早すぎた」ので、商品化の途中で、検討と試作とを重ねていった結果、現在の4ページ+イラスト+コンテンツ、という形態に落ちつきましたけど。
 その判断は確かに正しくて、あの当時では2ページ×100話は新しすぎた。そしていま現在だとバッチリな感じ。
 そうそう。その2ページバージョンですが、そのうち編集部の許可を取って公開するかもしれません。「京夜捕獲秘話」なんてものもあったりして。

 最後にもうひとつ。
 この手のショートストーリー集を書きたいと思われているプロ作家の方。「4ページ小説のつくりかた」に興味がございましたら、ご連絡くだされば、苦労した点や工夫した点など、新木の苦労や工夫した点を、すべて伝授いたします。

 そのうちまとめてここのブログあたりに公開しようかと思っているものなのですが……。
 なかなか時間ときっかけがなくて。
posted by 新木伸 at 23:57| Comment(12) | コンテンツ

2011年09月17日

ラノベの売れかた

 ラノベの売れかたには、いくつかのパターンがあります。

A.1巻から爆発的に売れる。
B.そこそこ売れる。
C.1巻だけは売れる。
D.ずっと売れない。

 一般にいって、わかりやすい指標としては「アニメ化している作品は売れている」というものですね。
 でも業界内部ではもうすこし細かい区別があったりします。
 その指標となるのが「重版」の版数です。巻の後ろのあたりの奥付に版数が書いてあります。その版数とは、本を追加で印刷した回数のことです。
 本は最初に万の単位で刷りまして、そのあと、売れ行きをみながら、追加で数千部単位で刷ってゆきます。
 追加が出るというのは、予想を超えたということで、けっこう凄いことだったりします。

 そこの版数が10版とか20版とか書いてあったら、まずAです。

 Bは爆発的ヒットではないが、じわじわと人気があがってゆくケース。

 Cは1巻のみ重版がかかるケース。1巻は面白そうだったので買ってみたが、読んだら面白くなかったので2巻以降買わなかった、とかいうことになるんでしょうね。きっと。1巻の初刷り部数とそれ以後の落ち込みかたにもよりますが、たいてい5巻くらいで終了となります。

 Dはどの巻にも重版のかからないケースです。たいてい3冊あたりで打ち切りになります。でもこの手の物語に限って、濃ゆいファンがついたりします。マイナー受けするものはメジャー受けしない、ということなんでしょうね。きっと。

 ちなみにAはたいていアニメ化します。アニメ化しなかったら、なんでどうしてー? という感じです。
 Bは重版の数がきっちりとピラミッド状になっていれば、巻数を進めるうちにアニメ化の可能性が出てきます。
 CとDにはアニメ化の可能性なんかありゃしません。ていうか、そもそも巻数を続けてゆくことさえ不可能です。

 なおピラミッド状の売れ行きというのは、こんな感じのこと。

1巻……7版
2巻……6版
3巻……5版
4巻……4版
5巻……3版
6巻……2版
7巻……初版

 このように調子よく、10巻くらいまで伸び続ければ、1巻の版数が10版に届きます。
 そうするとマンガ化アニメ化の可能性がなくもない……といったあたりですね。

 このB場合には、著者と物語が望めば巻数は延長可能です。つまり十巻を超えているシリーズは、最低でもB以上の売れかたをしているということです。ちなみにB未満の場合には、7巻くらいが限度です。

 新木はA以外のB、C、Dをすべて経験済みです。
 GJ部はBとCの間で、どちらかといえばB寄りというあたり。

 Aのパターンのような爆発的ヒットは、ある意味「運」です。
 作品自体が、面白くて良作であるという最低条件のほかに、あとなんでしょう、タイミングとか流れとか、なんかそんなようなものが必要です。

 でもBまでなら良作を出せば狙っていけます。
 いま新木の目指しているのは、常にBとなる良作を世に出し続けることです。何シリーズもそれを続けているうちに、アニメ化とか……したいなぁ。
posted by 新木伸 at 16:51| Comment(5) | コンテンツ

2011年06月19日

会話劇 会話劇

 GJ部のなかで、たま〜に「会話文のみ」の回をこっそり設けていたりします。
 前回は3巻のときにやりました。今回の6巻でも、こっそり1話やっています。
 あと作者忘れているだけで、もう一回くらいあったっけかな? どうだったかな?

 なんか違和感ないんですよね。GJ部だと。
 読んでいてもたぶん気がつかないでしょう。
 さて今回の6巻のなかの「会話のみ」の回は、どれでしょう?
 読み返さずに「あれだ!」と言える人は、けっこうスゴいかもー?
posted by 新木伸 at 19:12| Comment(294) | コンテンツ