なんかこのブログの記事が他所でとりあげられましたので。
「アニメ化作家は79人しかいない」の補足説明などをしたいと思います。
あと79人の全リストとか。
またリストのほかにも、「星くず英雄伝」の現状だとか、新木の愚痴or言いわけだとか、そんなものもくっついております。
特に愚痴のあたりは読んでいて気分よいものでもないですので、特に興味のない方は、「続きを読む」のほうはクリックされないほうがよいかと思います。
(携帯電話からの閲覧だと「続きを読む」は出なかったかな? GJ部のファンの方には関係のない話題が山盛りですので、その場合は、この先に進まれないほうがいいですよ〜。と、いちおう警告)
まず新木がもとにしたリストはこちらにありまして。
(ライトノベルのアニメ化作品一覧 wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E5%8C%96%E4%BD%9C%E5%93%81%E4%B8%80%E8%A6%A7
まず、リスト作成された方々に感謝を。
このリストのなかから、「OVA」と「女性向けレーベル」とを除外して、TVアニメだけを残してゆきます。また当初から「メディアミックス作品」として展開されていたものも除外します。
これらを除外するのはなぜかといいますと――。
まず男性向けと女性向けでは、読者層がぜんぜん違っているということ。もともと新木が自分の確認のために作ったリストですので、女性向けに進出するつもりがない(またはできない)以上、そっちを調べても意味がないからです。
あとOVAでアニメ化しても、知名度の点ではいまひとつ。TV放映されていなければ、売り上げには大して貢献しないということ。
メディアミックス作品を除外するのは、「原作」の人気がこうじてアニメ化になるのとは別の流れだからです。
あと、一人で複数本のアニメ化をされている豪な方々もいますけど、その場合は、最初のシリーズのみとします。
んで、その条件によって編纂したのが、以下のリストです。
(初出で79人とありましたが、数え直してみたら78人でした)
●メディアミックス除く、女性向け除く、複数本アニメ化は最初の作品
○1985〜1999年 (15年間、8人)
1985年 ダーティペア 高千穂遙 ハヤカワ文庫
1993年 無責任艦長タイラー 吉岡平 ファンタジア文庫
1995年 スレイヤーズ ファンタジア文庫 神坂一
1997年 フォーチュン・クエストL 深沢美潮 電撃文庫
1998年 ロードス島戦記-英雄騎士伝- 水野良 スニーカー文庫
1998年 魔術士オーフェン 秋田禎信 ファンタジア文庫
1999年 それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ 庄司卓 ファンタジア文庫
1999年 ゴクドーくん漫遊記 中村うさぎ スニーカー文庫
○2000〜2005年 (6年間、11人)
2000年 ブギーポップは笑わない 上遠野浩平 電撃文庫
2001年 リアルバウトハイスクール 雑賀礼史 ファンタジア文庫
2002年 フルメタル・パニック! 賀東招二 ファンタジア文庫
2003年 スクラップド・プリンセス 榊一郎 ファンタジア文庫
2003年 キノの旅 時雨沢恵一 電撃文庫
2003年 住めば都のコスモス荘 阿智太郎 電撃文庫
2003年 まぶらほ 築地俊彦 ファンタジア文庫
2005年 ぺとぺとさん 木村航 ファミ通文庫
2005年 トリニティ・ブラッド 吉田直 スニーカー文庫
2005年 灼眼のシャナ 高橋弥七郎 電撃文庫
2005年 銀盤カレイドスコープ 海原零 スーパーダッシュ文庫
○2006年(11人)
2006年 半分の月がのぼる空 橋本紡 電撃文庫
2006年 ゼロの使い魔 ヤマグチノボル MF文庫J
2006年 しにがみのバラッド。 ハセガワケイスケ 電撃文庫
2006年 吉永さん家のガーゴイル 田口仙年堂 ファミ通文庫
2006年 ザ・サード 星野亮 ファンタジア文庫
2006年 涼宮ハルヒの憂鬱 谷川流 スニーカー文庫
2006年 いぬかみっ! 有沢まみず 電撃文庫
2006年 神様家族 桑島由一 MF文庫J
2006年 N・H・Kにようこそ! 滝本竜彦 角川文庫
2006年 BLACK BLOOD BROTHERS あざの耕平 ファンタジア文庫
2006年 護くんに女神の祝福を! 岩田洋季 電撃文庫
○2007年(6人)
2007年 ロケットガール 野尻抱介 ファンタジア文庫
2007年 風の聖痕 山門敬弘 ファンタジア文庫
2007年 ムシウタ 岩井恭平 スニーカー文庫
2007年 バッカーノ! 成田良悟 電撃文庫
2007年 レンタルマギカ 三田誠 スニーカー文庫
2007年 ご愁傷さま二ノ宮くん 鈴木大輔 ファンタジア文庫
○2008年(10人)
2008年 狼と香辛料 支倉凍砂 電撃文庫
2008年 かのこん 西野かつみ MF文庫J
2008年 我が家のお稲荷さま。 柴村仁 電撃文庫
2008年 紅 片山憲太郎 スーパーダッシュ文庫
2008年 狂乱家族日記 日日日 ファミ通文庫
2008年 図書館戦争 有川浩 電撃の単行本
2008年 乃木坂春香の秘密 五十嵐雄策 電撃文庫
2008年 とらドラ! 竹宮ゆゆこ 電撃文庫
2008年 とある魔術の禁書目録 鎌池和馬 電撃文庫
2008年 タイタニア 田中芳樹 講談社文庫
○2009年(9人)
2009年 鋼殻のレギオス 雨木シュウスケ ファンタジア文庫
2009年 アキカン! 藍上陸 スーパーダッシュ文庫
2009年 アスラクライン 三雲岳斗 電撃文庫
2009年 グイン・サーガ 栗本薫 ハヤカワ文庫A
2009年 化物語 西尾維新 講談社BOX
2009年 よくわかる現代魔法 桜坂洋 スーパーダッシュ文庫
2009年 大正野球娘。 神楽坂淳 トクマ・ノベルズedge
2009年 生徒会の一存 葵せきな ファンタジア文庫
2009年 聖剣の刀鍛冶 三浦勇雄 MF文庫J
○2010年(10人)
2010年 れでぃ×ばと! 上月司 電撃文庫
2010年 バカとテストと召喚獣 井上堅二 ファミ通文庫
2010年 いちばんうしろの大魔王 水城正太郎 HJ文庫
2010年 迷い猫オーバーラン! 松智洋 スーパーダッシュ文庫
2010年 オオカミさんと七人の仲間たち 沖田雅 電撃文庫
2010年 伝説の勇者の伝説 鏡貴也 ファンタジア文庫
2010年 あそびにいくヨ! 神野オキナ MF文庫J
2010年 えむえむっ! 松野秋鳴 MF文庫J
2010年 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 伏見つかさ 電撃文庫
2010年 這いよる! ニャルアニ 逢空万太 GA文庫 DLE
○2011年(13人)
2011年 IS〈インフィニット・ストラトス〉 弓弦イズル MF文庫J
2011年 これはゾンビですか? 木村心一 ファンタジア文庫
2011年 ドラゴンクライシス! 城崎火也 スーパーダッシュ文庫
2011年 緋弾のアリア 赤松中学 MF文庫J
2011年 電波女と青春男 入間人間 電撃文庫
2011年 ロウきゅーぶ! 蒼山サグ 電撃文庫
2011年 神様のメモ帳 杉井光 電撃文庫
2011年 まよチキ! あさのハジメ MF文庫J
2011年 R-15 伏見ひろゆき スニーカー文庫
2011年 境界線上のホライゾン 川上稔 電撃文庫
2011年 C3-シーキューブ- 水瀬葉月 電撃文庫
2011年 ベン・トー アサウラ スーパーダッシュ文庫
2011年 僕は友達が少ない 平坂読 MF文庫J
●合計
1985年〜2011年までに、アニメ化作家は78人
>余談
このへんから、言いわけっぽい分析と、言いわけと、あと愚痴になります。
拙作「星くず英雄伝」ですが。新木のシリーズのなかでは、いちばん売れた作品です。
時期的にいうと1985〜1999と、2000〜2005年の両方にまたがっています。
1999年以前でみると、当時、電撃文庫でアニメ化していたのって、フォーチュンクエストしかない。
2000年以降のほうでも、前半だと、ブギーポップくらいなもんです。
つまり当時の電撃文庫では、あのくらい売れていないとアニメ化はなかった、ということですね。ブギーポップなんて、ライトノベルの有り様を変えちゃった本ですよ。そんなクラスでないと無理だったわけです。
実際、星くずよりも遙かに売れていて、かつアニメ向きであった「DADDYFACE」なども、アニメ化していませんし。
もし刊行を止めずに、ず〜っと2006年あたりまでシリーズを続けていれば、その頃のアニメ化ブームに乗れたかもしれませんけど。(って、年2冊で書いても、何巻だ? 20巻?)
しかし当時、新木は、担当編集さんとの相性が悪く、そのまま電撃だけで書いていたなら、きっと心を病んで、壊れてしまっていたと思います。
診療内科か精神病院か。まあどっちか行きで薬漬けの毎日。
「相性」というのは、これは、ほんとうに相性としか言えないものでして――。
編集さんの名誉のために書いておきますが、決してその編集さんが一方的に悪いわけではない。その編集さんも、他の方とはうまく仕事されています。
かといって新木が一方的に悪いわけでもない。新木のほうも他の方とはうまく仕事できているわけで。
ただ単に、方法論が新木と合わなかっただけです。それも致命的に。
合わなかったのは、おもに原稿催促の方法でした。書いているシーンによって、さくさく1日に10ページ以上も進む場面と、1日やっても2〜3ページしか進まない場合とが出てくるわけです。
会話メインの日常シーンは早くて、描写メインの難しいシーンは遅くなります。
――なのですが。
そのあたりを一切考慮してくれなくて、毎日分のノルマをこなしていないと、定時連絡の電話で「だめじゃん!」のお叱り。試験勉強をガリガリやるように、机に向かってさえいれば原稿は時間に比例して進むはずだ、の一点張り。
創作ってのは、そういうもんじゃないです。自身の最高のテンションの最高の状態を引き出さないと一行だって書けないんです。
新木は電話を切ったあとに2〜3時間、ダメージを受けたメンタルを執筆可能状態に戻すために四苦八苦しておりました。
このへんのストレスがよくなかったのでしょう。
妻の証言によると、当時は目が本当にヤバかったとのこと。
2001年の終わりあたりか、2002年のはじめあたりの話ですね。
まあヤバかった原因は、仕事上のことだけでもなくて、父親が死去したり、母親や姉や親類などのトラブルに立て続けに巻き込まれたりして、メンタルがへたっていた、ということもあります。
このへん、どんなトラブルだったのかということは、プライベートなので、ご容赦ください。まあ家族が死ぬに相当するダメージ×3発分くらいが一挙にやってきた、とか、思っておいてください。
んで、これはもうヤバいと思いましたので――。
当時、声をかけていただいていたファミ通文庫のほうに、気分転換&環境一新、ということで、一時逃避する形で、シリーズを始めさせていただきました。「あるある!夢境学園」というのがそれですね。
その後は、実質的には移籍という形になってしまいましたが……。
おかげでメンタルも持ち直しまして。いまもこうして小説を書いていられる次第です。
ファミ通文庫で一本シリーズを立ち上げて、軌道に乗せられたころの話です。
休憩を取ったので星くずのほうにも戻っていました。
電撃文庫の担当編集さんは、配置移動があったおかげで、他の人に替わっていまして――。その方としばらくやりとりを重ねながら、星くずの原稿を遅々としたペースで進めておりました。ちなみにこちらの方とは相性問題とか、ぜんぜんなし。
その編集さんからの連絡も、2004年あたりを最後に途絶えていまして……。
それでも、そのあとの2年間くらいは、じたばたとあがいておりまして。ファミ通のシリーズの合間を使って、自主的に書いていたのですけど、さすがにもう出ないのだろうと、「現実」を自覚するに至りました。
このあたりで星くずの執筆は完全に中断。
ていうか、目先の仕事をやっつけるのに精一杯で、出るかどうかわからない原稿をやっている金銭的な余裕が、完全に消え去りました。
ちょうどその頃、ライトノベルがブームとなりまして。
業界全体の刊行点数が増大。市場は拡大すれど、刊行点数の増大には追いつかず、一冊あたりの部数は実質的に現象するという、過当競争がスタートしました。
上のリストでいうと、2006年度から、いきなり年間10本以上アニメ化されるのがあたりまえになってますね。
そのうち勇気を振り絞って、電撃文庫へお伺いを立てようかと、画策しているところですけど……。
「じつは10巻の原稿、ほぼ完成しているんですけど。これ書き上げたら、出してもらえたりします?」とか――訊くのですかこれマジで!?
「ねえわ」と返されて当然。
それどころか「星くず? なんでしたっけそれ?」とか言われちゃったら、新木は立ち直れないのですけど。(^^;
向こうも、すでに絶版扱いになってる本の続刊を持ってこられてもねえ……。
(ちなみに電撃では「絶版」は出ません。永久に「品切れ重版未定」のままです。よって「絶版」ではなく「絶版扱い」)
ああそうだ。出版社の方、編集者の方で、こちらを見られた方――。
シリーズ既刊9冊。既刊の再版+新刊続行という条件で、シリーズまるごと引き受けてくださる場合には、ぜひご一報ください。続きの原稿は存在しています。新木もモチベを維持しています。構想はあと10冊分ほどで、完結まで持っています。
昔風スペオペの名作を、どこか出してくれませんかー?
2011年12月22日
アニメ化作家78人の内訳
posted by 新木伸 at 22:09| Comment(22)
| 雑記
いまだに、刊行を待っている、読者が最低一人、ここに!
……何とかならないですかねぇ。
出版がかなわない場合は10巻以降は電子書籍で個人的に続刊とか、なにかしら「世に出る」展開があることを期待したいです。
出版という形では難しくとも電子書籍でも何でも表に出てくれるとうれしいです。
頑張って下さい。
いつまでも、楽しみに待ってます。
楽観的な意見かもしれませんが、あの当時ファンになった中高生の人達もある程度大人になり、小説一冊くらい大した経済的負担にはならないので、続編が出れば買いそうな人は結構いると思うのですが、どうでしょう?
ヤマモト・ヨーコも復活しましたし、ぜひ復活を!
最近のラノベ乱立の中大変そうではありますけれど、それでも十分通用する気がするのですけどね。。
あれから10年、名作復活!とかで新刊と既刊出せばコケることはなさそうだし
美味しいと思うんだけどな〜。
そして星くずの続きをいまだに待っています。
いつか出ることを祈っています。
辟。雋ャ莉サ縺ェ逋コ險縺ォ縺ェ縺」縺ヲ縺励∪縺�縺セ縺吶′縲∵弍髱槭→繧ょ�コ迚育、セ縺ォ謖√■霎シ繧薙〒繧ゅi縺�縲∫キィ髮�繧定ェャ蠕励@縺ヲ�シ托シ仙キサ莉・髯榊�コ縺励※繧ゅi縺�縺溘>縺ァ縺�
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あとアニメ化したのでポリフォニカの抜けてると思います。