2011年10月24日

2ページ100話! 2ページ小説!

 「正捕手の篠原さん」という本が出ました。
 MF文庫Jの今月の新刊。「正捕手の篠原さん」/千羽カモメ著 です。

Amazonのページ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4840142637/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=unluckyassoc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4840142637

MF文庫Jの詳細ページ
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/769

 事前にAmazonで予約しておいたのに、もう発売されてるはずなのに、まーだ届かない。
 品切れ瞬殺なのでしょうか。だったらいいなぁ。おめでたいですー。(指先を合わせて恵ちゃん風に)

 この物語。
 1話2ページのショートストーリーを、1冊に100話も収めているそうです。

 4コマ小説なるものを書いている関係上、2ページ小説は個人的に応援します。
 一緒にラノベをイノベーションしてしましょう。旧来のラノベを時代遅れにしてやるのです。(^^;
 なにしろ前述のように実物がまだ手元にありませんので、なんともいえないところではありますが、GJ部が楽しめる人でしたら、きっと大丈夫だと思います。
 HPの立ち読みでちらりと見ただけですが、キャラは大変、かーいかったです。

 なんだかこの界隈で動きがありそうです。ここ1年くらいのうちには、各レーベルで1シリーズずつくらいはこの手のものが出揃ってくるんじゃないでしょうか。
 ただし1レーベルに1シリーズ以上はいらないものなので、あまり席の空きは多くなさそうですけど……。そしてガガガの席は新木がもーらいっ♪

 生徒会の一存以降「部活もの」というものがラノベの一ジャンルを占めたように、2ページや4ページで、ストーリー性を廃したキャラクターメインのショートストーリー小説も、ラノベの一ジャンルを占めるといいなと思っております。
(ここでは「生徒会」も部活の一種とみなします)

 個人的には、この波は、もっと早く来ると思っていたのですけど……。
 GJ部の企画を持ちこむために、業界うろうろしていたのは、あれは2009年の冬のことでしたか。
 新木は確信していました。「いまシンクロニシティ的に作家志望者の人が絶対新人賞に2ページ×100話小説を送りつけているはずだから、早く企画を通して出版を果たして先んじなければ!」とか、めっちゃ焦ってました。
 どっかの誰か(新木)が思いつくようなことは、他の誰かだって同時に思いついているもんなんです。

 GJ部も最初は2ページ×100話の企画だったのですよ。
 企画書にくっつけてあったプロトタイプでは、2ページ×32話とかいうバージョンが存在します。
 2ページ小説というその形態は、さすがに当時は「早すぎた」ので、商品化の途中で、検討と試作とを重ねていった結果、現在の4ページ+イラスト+コンテンツ、という形態に落ちつきましたけど。
 その判断は確かに正しくて、あの当時では2ページ×100話は新しすぎた。そしていま現在だとバッチリな感じ。
 そうそう。その2ページバージョンですが、そのうち編集部の許可を取って公開するかもしれません。「京夜捕獲秘話」なんてものもあったりして。

 最後にもうひとつ。
 この手のショートストーリー集を書きたいと思われているプロ作家の方。「4ページ小説のつくりかた」に興味がございましたら、ご連絡くだされば、苦労した点や工夫した点など、新木の苦労や工夫した点を、すべて伝授いたします。

 そのうちまとめてここのブログあたりに公開しようかと思っているものなのですが……。
 なかなか時間ときっかけがなくて。
posted by 新木伸 at 23:57| Comment(12) | コンテンツ